コイに恋文
2016/06/22
アイに雨
…結局ラフのつもりで描きはじめて、3晩かかりました
ラフとは…
でも塗り自体はラフです、ドアップにするとわかりますが(下の記事参照)
ラフ
2016/06/21
…のつもりだったんですが予想以上に時間と手間がかかってます
班マフィ漫画を描きたいんですがこっちをはじめてしまった
次男と手紙と四男と雨、みたいな漫画が…しかし班マフィを描きます
脱稿しました
2016/06/16
不備等がなければこれで19日は新刊があります〜〜!
脱稿してしまえばもうイベントがはやくきてほしいです
たのしみ…!!
原稿中です
2016/06/09
まにあえええええ
班マフィ
2016/06/01
恋に落ちる音がした――――
(笑うところです)
地獄の連勤明けのひさびさの休日、午前中から雨が降っているので
猫が心配でちょっと早めにいつものエサやりの路地裏へ行ってみると
そこにはすでに先客がいた
時々工場で見かける男だった
すえた油のにおいとほこりでむせ返る工場の中で、エナメルと鉄の鈍い光沢と、本人よりもさらにがたいのでかい黒服どもを常にまとう男だ
カタギじゃないのは一目で分かる、しかしこの工場を仕切るならず者どもとも違う…どういうつながりがあるのかはわからないが所長が外国のそーゆー人たちだと言っていた記憶がある。そーゆーのとはどーゆーのだ、と聞き返すとますます言葉を濁したが、きいといてなんだがなんとなく察しはついている…とりあえず関わりたくはないなと思ったものだった
その時はあくまで自分の命が大事だったからだ
まちがいなく
定期的に視察をしてるのか、この陸の孤島のような外界から隔離された敷地を何かに利用しているのか、とにかくその男はよく現れた
関わりたくない気持ちのとおりに、男が工場内を我がもの顔で練り歩いていても、近くを偶然通りかかっても、視界の端で男が珍しく一人でたたずんでいても、ふとあの青みがかった黒い瞳できっとこちらを見ているだろう視線を感じても…とにかく自分はその男との接触を避けまくった
とにかく避けた
視界に入って来ないでほしいと思う…そうすれば気にしないでいられるのだ
その頃にはその男の存在を自分の中で無視することに必死になっていた
雨の日の朝、その男に敷地の外で出会ってしまったのはそんな時だった